漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
年齢:48歳 性別:女性
昨年の婦人科定期検診にて、右卵巣のう胞(3.5cm)が見つかり、ホルモン剤療法を始めた。
このままホルモン剤を飲み続ける事に不安を感じ(体調不良が続いたため)、体質改善をしたいと思いました。
冷え症がやわらぎ、PMSも軽くなりました。経血の色が綺麗な血になり、血に塊が出なくなりました。
9月の検診にて、のう胞が消失していました!
体調もおかげ様でとても良く、これも植松先生に出会えたからです。本当にありがとうございました。
チョコレート嚢胞は難しい病気です。
チョコレート嚢胞とは、卵巣の内部に発生する子宮内膜症です。卵巣の中に袋(嚢胞)ができ、その中に古くなった子宮内膜や月経血が溜まっていく病気です。
卵巣内にできた子宮内膜は生理のたびに増え、卵巣内にたまります。古くなると子宮内膜と血液は酸化して泥状に黒っぽくなり、溜まった内容物の見た目がチョコレートのようになることから「チョコレート嚢胞」といいます。
治しにくいもので、ピルを飲んで生理を止めるか、手術しか方法がありません。
中医学ではこの方は気滞血瘀のタイプです。神経が緊張しやすいと血流が悪くなり、どろどろしてチョコレート嚢胞ができます。現代人に多い病気です。
この方には血の巡りを良くする漢方薬と「気」を晴らすよう、毎日楽しく過ごすよう、ご指導しましたら、なんとチョコレート嚢胞が消えて、本人もドクターも驚かれたようです。
国際中医相談員 薬剤師 植松光子
TEL:049-245-6637
住所:埼玉県川越市砂新田2-8-7